●第1サムエル 3章より
サムエルさんは、神さまを礼拝する神殿で生活するようになりました。
ある時、サムエルさんが寝ていると「サムエル、サムエル」という声が聞こえます。
そこで、エリ先生のところに走っていきました。そして、「エリ先生、何かご用でしょうか。」と言いました。すると、エリ先生は「いや、わたしは呼んでおらんぞ。夜もおそいので、いっておやすみ。」と言いました。
サムエルさんが寝ていると、またもサムエルさんを呼ぶ声が聞こえます。サムエルさんがエリ先生のところにいくと、「いやいや私は呼んでおらんぞ、いっておやす。」と言われました。
寝ていると、またもサムエルさんを呼ぶ声が聞こえます。サムエルさんは、またエリ先生のところにいきました。
エリ先生は「この子を呼んでいるのは、神さまだ。」と気がつきました。そして、「今度、呼ぶ声が聞こえたら、こう答えなさい。神さま、なんでも言ってください。わたしは従う用意ができています。」と言いました。
サムエルさんが寝ていると「サムエル、サムエル」という声が聞こえます。そこで、サムエルさんはエリ先生が言われたとおり、心をこめて言いました。「神さま、なんでも言ってください。わたしは従う用意ができています。」それからというもの、サムエルさんは神さまからの語りかけを聞いて、神さまのことばをみんなに伝える預言者になっていきました。サムエルさんが神さまから言われたことを伝えるとその通りになっていきました。そして、サムエルさんは、神さまのことをとっても良く知る人になりました。
私達も、聖書のお話を聞いたり、自分で聖書を読むとき、真心こめてサムエルさんのように祈り、神さまの言われることに何でも従う人になりましょう。
そうするなら、ますます神さまのことが良くわかるようになります。そして、神さまのことを、たくさんの人に教えることができるようになります。
●聖書の言葉
主よ。何なりとお言い付け下さい。
私は従う用意ができております。
第1サムエル3の10(現代訳)